ここでいうHUBは、WEB用語で言われる「ハブサイト」とは少し異なります。用語としてではなく、純粋な意味での中核的存在としてのHUBという意味です。
WEBサイト(=ホームページ。以下WEBサイトと表記)があって当たり前の時代です。WEBサイトというのは、決まったカタチがあるわけではなく、やり方によって変幻自在です。会社案内にもなるしチラシにもなるし通販も出来ます。考え方次第でどのようにも使えます。また、印刷物やイベント、店頭、営業ツールと連携させて、情報の補完や保管もできるわけです。ネット環境さえあれば、どこからでも見ることができ、文章や画像、動画まで見せることができる便利なものです。しかし、その特性が活かされていないことは意外と多いです。また一方で、ネット環境がなければ見ることができない。同時に複数に見せにくい。手軽に配布しにくい。触れられない、などのウイークポイントもあります。そういう特性を上手く補完して販促活動を組み立てるとスムーズになります。
しかし、印刷物は印刷物で単独で作られていたり、店頭や営業ツールと連携されているといっても単に会社や商品の情報を見るだけにしか使われていなかったり。それでも良いですが、もっと使えるのにと思ってしまいます。
HUBというのは、中核という意味で、それを販促やPR活動の中核に据えてに各ツールや施策を連動させて考えると言うことです。これは、お客様についてだけでなく、社内的にも情報の一元管理をする機能を持たせるので、作業の合理化につながります。
WEBサイトをHUBとして定義し、それに沿った販促ツールの制作を行うと、お客様に対しても各ツールが分かりやすくなり、結果的に伝えたい情報が伝わりやすくなります。
大手企業は、関わる人や範囲も大きいため比較的こういったことが体系的になされていますが、人が少ない中小規模の会社こそ、こういった仕組みで合理的に販促活動を行うべきなのではないでしょうか。
<HUB的WEBサイトのメリット>
- 訴求内容や表現の様式が統一され、お客様に分かりやすくなる。
- 販促業務に無駄が少なくなる(スタッフの生産性が向上する)。
- 販促活動に無駄なコストがなくなる(費用対効果が向上する)。
<WEBサイト作りのポイント> - 情報を集積する(発信情報、情報素材)
→基本的な情報の組み立てを行う。
→各種素材をダウンロードできるようにしておく。 - WEBの情報を土台に他のツールへ加工する。
→ツールの制作の際の情報の組み立て方針を決める。 - WEBと各ツールや施策を連携させる。
→各ツールとWEBで話がスムーズにつながるようにする