投資とリターン、理屈と感情。

といっても、株式投資の話ではありません。
今起こっている不思議な状況での人間の判断の歪みについてです。

11月16日現在、新型コロナの第三波が来ているというNEWSが盛んに報じられています。そしてGoToを継続するか否かという議論。そしてマスクとソーシャルディスタンス、自粛といういうお決まりの文句・・・。

それは果たして本当に効果があるのでしょうか?
特に日本は、これだけ過剰なまでにマスクやその他の対策を行っていますが、3月当初に専門家が指摘したとおりに第二波第三波がやって来ています。もし、マスク諸々に大きな効果があるのなら、もっと抑えられているのではないでしょうか。

ウイルス研究の専門家は、当初からマスクや距離にはさほど意味がない(効果がないとは言わないけど)と指摘していました。そもそも飛沫感染での確率は1万分の1程度と極めて低いそうです(菌の居る飛沫がかかったとしても感染する確率はその程度)。ただ、一旦感染してしまうと、場合によっては重症化が早い。そこがみんな怖い点です。

おそらく、感染の拡大は、もっと違う場面で起こっているのでしょう。
人が毎日の生活で、手でものをさわる機会は、とても多いです。しかも無意識にいろいろなものをさわっています。それをひとつひとつ消毒しながら生活するのは、実際不可能です。

マスク、ソーシャルディスタンス、自粛には、おそらくほとんど効果がないにもかかわらず、経済的なダメージは計り知れません。すでに多くの老舗や会社が倒産、業績悪化で苦しんでいます。そして医療現場は、特定感染症の扱いで疲弊しています。
日本は、いま、全国レベルで膨大に無駄な行為を行いながら経済を悪化させているのではないのでしょうか。
100円の利益を得るために100万円をつぎ込んでいるようなものではないでしょうか。普通ならだれもそんなことはしません。

これらを冷静に考えれば、現状の対策が適切でないことは明白です。当初から専門家は、医療機関の負担を考えると特定感染症の指定から外すべきと指摘していますが、それもまだされていません。
「感染したら悪化が早い」「まだ良く分かってないから怖い」といった感情ばかりが膨らんで、冷静な対策ができていないような状況です。それが一般市民なら分かりますが、政府機関がこの状態はどういうことなのでしょうか。

これもよく指摘されるように、新型コロナの死者より、交通事故や自殺者の方がずっと多い事実。
あちこちにボタンを掛け違えて、まともにシャツが着れてない状態です。
この分かりにくいウィルスの対策について、なぜ、ウィルスに一番詳しいウィルス研究者の話に耳を傾けないのか、それも不思議です。

毎日コロナ感染者と報道される人数を全国民の数で割ってみれば、どれだけ感染率が低いのかわかります。
そのような状況に、これだけ経済を犠牲にしているということが、あまりにも不均衡で歪んでいるとしか思えません。人間は感情で動くということが、もっとも悪い状態で現れているのではないでしょうか。

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